無限季節
スタフォ中心女性向けサイトになります。
[13] [12] [11] [10] [9] [8] [7] [6] [5] [4] [3]
ネタをまたも頂いたので・・・ちょっと危険なキチョウと影次の小説
背景注意wwwwwwwwwwwwwww
軽いエロ描写ありますwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
やっちまったな~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キチョウが影次の家に少しずつ通うようになって1週間が過ぎた。
どうやら影次に着せて貰った着物が気に入ったらしく、自分の家でも気軽に着れるようになりたいとの事で、影次の家に通い着付けから帯締めを事務所のメンバーに内緒で教わりにきていた。
影「キチョウさん、いらっしゃい」
キチョ「いつもすまないな、これ」
と手に持っていた紙袋を影次に渡す。
影「わぁ、千影屋のおまんじゅうだ!」
キチョ「お前、これが好きだって言ってただろ」
影「あ・・・ありがとうございます! どうぞ、お茶を淹れますね」
家の中に入り、長い廊下を歩く。
するとキチョウがあることに疑問を抱いた。
やけに家の中が静かだった。
いつもなら表の呉服屋の方が騒がしく、家の奥でも表の声が聞こえてくるのに今日は全く聞こえない。
キチョ「今日はやけに静かだな」
影「あぁ、今日お店はお休みなんです。今日は展示会があって全員、そっちの手伝いに。
父と母もそっちに言ってるし、妹は鏡から修学旅行で家には誰もいなくて」
キチョ「・・・・・・誰も?」
影「はい、篠丸とおこまはいますよ」
篠丸とおこまとは、影次の家で飼われている犬と猫の名前である。
影次の言葉にキチョウの表情が少しだけ変わる。
だが、影次にはいつも通りの無表情でしかないが・・・
キチョ(おいおいおい、これ・・・今日を無事に過ごせるのか! 俺は!!!)
そう、キチョウはいつも影次の着物姿に少なからず理性の糸が切れかけた事がある。
だが、いつもは影次の母親や店の若い女性達がやってくるので、それを抑えることができだが、今日はその邪魔をする者が一人もいない事にキチョウは焦った。
キチョ(いや、大丈夫だ! 今日も普通に教わって帰れば問題ない)
うんうんと首を振っていると、前を歩いていた影次に「キチョウさん?」と声をかけられ、我に返る。
影「どうしたんですか?」
キチョ「・・・いや、何も」
首を傾げながらも影次は「そうですか?」と少し心配した声で言い、影次の部屋に通された。
影「じゃあ、お茶淹れてきますんで待っててください」
襖が閉まり、キチョウは綺麗に置かれている座布団に座り込んだ。
初めてキチョウが影次の家に来たときは、何もかもが始めてだった。
着物、座布団、畳み・・・・・・テレビや雑誌で和風な家を目にしてたが、実際に見たのはここが初だったのを思い出す。
すると、にゃ~と猫の鳴き声が聞こえると、影次のベッドの上におこまがゴロゴロと寝転がっていた。
猫が好きなキチョウはおこまを見つけると、ベッドに腰掛けおこまの相手をしだした。
キチョ「おこま、久しぶりだな」
声をかけると、おこまはスンスンとキチョウの手を嗅ぎ、すりっと頭をこすりつける。
そのまま頭を掌で包み込み、なでると喉の奥でゴロゴロと気持ちよさそうに鳴らしている。
つい笑顔が零れてしまう。
影「失礼します」
襖の向こうから影次の声が聞こえると、襖が開いた。
影「あれ? おこま? いつの間に」
横に置いていたお盆を中に置き、襖を閉めながらベッドの上のおこまを見つける。
キチョ「ずっといたみたいだ。
あぁ、すまない・・・ベッドの上に座って」
影「いえ、大丈夫ですよ」
クスッと笑い、机の上にお茶とお土産のお饅頭を置く。
ベッドから下り、淹れてもらったお茶を一口飲む。
影「キチョウさんは本当に猫がお好きなんですね」
キチョ「・・・・・・わ、悪いか?」
影「いいえ、でも意外だな~って思いました」
ニコッと笑う影次にキチョウの胸が一瞬高鳴る。
ずずっとお茶をすすり「影次、そろそろ始めたいんだが」と言うと、
影「分かりました、じゃあ始めましょうか」
着ている服の上から影次の持ってきた着物に袖を通し、帯を締める練習をする。
影「そうです、で、そこを通して・・・」
キチョ「こうか?」
影「あ、ちょっと違いますね」
キチョ「帯は難しいな、他の事ならできるんだが・・・」
間違えたのを解き、もう一度いちからやり直す。
じっと影次はキチョウの結び方を見ている。
さすがのキチョウもジッと見られると緊張してしまうのか、手元が狂ってしまう。
キチョ「っ・・・影次・・・すまないが、タオルを貸してくれないか?
手が汗ばんできた」
影「あ、はい」
くるっと振り返り、箪笥に向かっているとベッドで遊んでいたおこまが行き成り、影次の足元向かって走り出した。
影「わぁ! おこま! 急になに!!!」
さすがの影次も驚いたらしく、とっさに避ける。
その瞬間、座布団を踏んでしまい、思いっきり転倒してしまった。
影「どわ!」
キチョ「影次! 大丈夫・・・か・・・」
派手にこけた影次は尻餅をついたらしく、イタタ・・・とお尻をさすっていた。
が、キチョウにしたらそれよりも目につくものがあった。
こけた拍子に着物が崩れてしまい、足元が肌蹴て生脚が見え、着崩れで肩も見えていた。
プツン・・・・・・
キチョウの中で何かが切れた音がした。
ゆっくり影次に歩み寄り、影次の横に方膝をつく。
影「いた・・・キチョウさん?」
スッとキチョウが自分を覗き込んできたので影次の顔が少し驚いていた。
影「キチョウさん? どうしたんですか?」
キチョ「・・・・・・影次」
キチョウが自分の名前を呼ぶ・・・名前を呼ぶ声がいつもと違うのに影次は気づいた。
するとキチョウの手が肌蹴た影次の肩に触れる。
影「!」
ビクッと一瞬身体が跳ね上がると、影次の身体を勢いよく後ろに倒した。
影「!!!」
視線が一瞬で天井に変わったことに影次は身の危険を感じた。
影「ちょ、キチョウさ・・・」
起き上がろうと上体を起こした瞬間、影次の目が見開き目の前の光景に驚いた。
履いていた足袋が片方脱がされ、影次の足の指をパクッと口に含んでしまったのだ。
突然の事に影次の顔が真っ赤になり、パクパクと金魚のように口を動かしていた。
そんな影次に気を止めず、キチョウの舌が影次の足の親指をペロッと舐め、指の間も舐めていく。
影「ひっ・・・き・・・キチョウ・・・さ・・・」
くすぐったいのか、ビクビクと影次の脚が何度も跳ね上がる。
キチョウは空いている方の手で、影次の太ももを何度も撫で上げていく。
顔を真っ赤にさせた影次は自分の口を両手で押さえ、声が出ないようにする。
その姿にキチョウの中の支配したいという欲求がこみ上げてき、わざと舐めている音を出して影次の羞恥心を煽っていく。
影「ふっ・・・んん! んっく・・・」
キチョウの行為に影次の瞳から徐々に涙が零れていく。
それを見たキチョウが足先を解放すると、影次の方に身体を傾けた。
汗ばんで髪が張り付いた前髪を横にわけ、いつも隠れている影次の片方の目にキスを落とす。
キチョ「影次、ごめんな」
目が合うと、キチョウの困った顔に影次の目が大きく見開かれた。
影「キチョウさ・・・」
押さえていた手を離し、キチョウの首に両腕を回す。
そのままゆっくりキチョウの身体が影次の方に下りていき、二人がキスをしようとした・・・瞬間、キチョウのズボンのポケットにしまわれた携帯が鳴り出した。
バッと二人は離れ、キチョウが急いで携帯に出る。
キチョ「はい!!!」
イク「キチョウ君? 今から仕事なんですが、今どこですか?」
影「い・・・今ですか! い、今影次と一緒です」
イク「? 影次君と一緒ですか。ちょうどいいです。
今から二人とも、言うところに向かってください」
イクトから仕事の内容と行き先を聞くと、キチョウは携帯を切り「はぁ~」と大きなため息をついた。
チラッと後ろに居る影次に目をやると、着物を綺麗に着直し、キチョウに背中を向けた状態で正座していた。
キチョ「・・・・・影・・・次」
影「はいぃ!!!」
ビクーンと跳ね上がるも、一向にキチョウを見ようとしなかった。
キチョ「仕事が入った・・・んだが、今から行けそうか?」
影「はい! 大丈夫です!!!」
キチョ「そ・・・そうか・・・俺、外で待ってるから・・・着替えてくれ」
キチョウは立ち上がり、ベストを羽織ると部屋を出て行く。
と、足を止め、
キチョ「影次・・・・・・ごめん・・・」
と小さく呟き、出て行ってしまった。
影次は振り返ったが、キチョウは出て行った後だった。
大きなため息をつき、影次は急いで仕事用の服に着替えた。
影次の部屋の前でキチョウは反省していた。
キチョ(ほらな、ほらな! やっぱりこうなった!!! だから二人っきりになりたくなかったんだよ!!!)
悶々と自分を責めていると、襖が開き影次が出てきた。
影「お待たせしました。行きましょう」
キチョ「・・・・・・あぁ」
キチョウを先頭に二人は長い屋敷の廊下を黙々と歩く。
キチョウは心の中で『嫌われて当然だよな』と自分のやったことに悪態をついていると、きゅっと手を掴まれた。
立ち止まり、振り返ると顔を赤くした影次が視線を下に向けたまま、
影「あの・・・その・・・」
モジモジと恥ずかしそうにする影次にキチョウが首を傾げた。
影「僕・・・・・・驚いてしまったんですが・・・キチョウさんの事・・・嫌いになんかなりませんから」
キチョ「!!!」
突然の言葉にキチョウは目を見開き、嬉しさに口元を押さえた。
キチョ「影次・・・・・・」
恥ずかしさに負けた影次は走り出し、そのまま壁の中に姿を消した。
キチョ「え! 隠扉!? 俺わかんないぞ!!!」
急いで影次の後を追いかけるため、キチョウは来た道を走っていった。
その後、キチョウは影次のためを思い着付けに行くのを避けたが、逆効果で嫌われたと勘違いされた影次に暫く距離を置かれたりで、二人のゴールインもまだ先になりそうだった。
荘「ねぇ、イッくん」
イク「なんですか?」
荘「僕らのゴールインってあるの?」
イク「荘汰君・・・そんなに私を犯罪者にしたいんですか?」
END
この記事にコメントする
← 喧嘩するほど仲良くなれ HOME 近くのお店には →
狼さん×狐さん中心に、オールキャラやその他CPも書いていきます。
あとは、気に入ったジャンル等もちょこちょこUPしていきますので、どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ^^