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無限季節

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またまたオリジナルの方で、面白そうなネタが上がってたので、ちょっと借りて書いてみよう!!!

って勝手にあらぶってますよ~


キチョウさんメインで、キチョウ×影次が入ってるかもvv



事務所を開いて時が過ぎ、新しいメンバーは入って落ち着いた頃・・・
イクトが夕飯の買出しを終え、商店街の中を歩いていると、商店街で顔馴染みになった奥様方が談笑しあっていた。

奥様1「あら、イクトさん、こんにちは」
イク「こんにちは、今日も楽しそうですね」

ニコッと営業スマイルを見せると、奥様方の頬が少し染まる。

奥様1(いつ見てもカッコいい・・・)
奥様2(ウチの旦那と交換してほしい)

と奥様連中のヒソヒソ話している姿に「?」マークを浮かべながらも笑顔は絶やさない。

奥様2「そういえば、イクトさん、知ってます? 最近・・・」
イク「?」





事務所では宮田と荘汰、そして大学帰りに和菓子を持って来た影次の3人がトランプをしていた。
ガチャっと扉が開き、両手いっぱいに食材などを持ったイクトが入ってきた。

イク「ただいま戻りました」
荘「イッくん、お帰り」
宮「お帰りッス」
影「お邪魔してます」
イク「おや、影次君。学校終わったんですか?」
影「はい。あ、手伝います」

影次は立ち上がり、イクトの荷物を一つ受け取り二人はキッチンへと姿を消した。

荘「上がり♪」
宮「うっそ!」

隣で宮田と荘汰の賑やかな声を聞きながら、イクトと影次は冷蔵庫に食材をしまっていく。

イク「そういえば、面白いお話を聞いてきました」
影「面白い話?」

イクトに牛乳を渡しながら影次の頭に疑問符が浮かぶ。

イク「この先に大きなホームセンターができたの、知ってますか?」
影「あ、知ってます。 自分も利用してますよ」
イク「そこに最近、カッコいい男の方が頻繁に来られるみたいで、この辺の奥様方が見に行かれてるとか」
影「へ~、自分も頻繁に行ってますが・・・見たことないな~」
イク「そのうち見れるんじゃないですか? さて、そろそろ夕食の準備しますか。
   影次君、食べて行ってください。今日は和食をメインに作ろうと思ってるので」
影「い、いいんですか!」

影次の嬉しそうな顔にイクトはニコッと笑い「もちろんです」と言い、二人で夕食の準備に入っていった。






それから1週間後・・・影次がペットの餌を買う為に、いつも行くホームセンターに寄った時だった。
何も思わずペットコーナーで子猫や子犬を見ていると、隣に立った女性客二人の会話が耳にはいった。

客1「ね、見た! 今の人!!!」
客2「見た!!! 超イケメンvv かっこよかったvv」
客1「一人かな? あ~、でも彼女いるんだろうな~」
客2「あとでもう1回見てみようか」

と、目の前の子犬に目もくれず、キャッキャッと男性客について色々と語り合っていた。
その二人を横目に、犬の餌のコーナーで愛犬の餌を見ていると、近くで品物を出していた女性店員の会話が聞こえてくる。

店員1「ねぇ! 猫の餌のとこ、いつもの人来てるよ」
店員2「え、本当!」
店員1「もうすぐ上がるでしょ? お茶に誘ってみたら~?」
店員2「ちょっと、止めてよ~!」

とまたも女性らしい会話が聞こえ『何事だろう?』と考え込んだ瞬間、影次の脳裏にイクトとした会話が甦る。

イク『最近、カッコいい男の方が来られるみたいで・・・』

その言葉に影次はポンッと手の平を叩き「あの話か!」と思うと、興味が湧いたのかテクテクと猫の餌コーナーに向かって歩き出した。

猫の餌コーナーにつき、どこだろうと探していると目の前に一角に女性が数人集まりキャッキャッと楽しそうにしていた。
影次が近づきチラッと女性達の隙間から、噂の男の人を見た瞬間・・・影次の目が点になった。
その視線の先、真剣に猫の缶詰をいくつか手に取り、後ろの説明書きを読むイケメンの姿・・・だが、その人物を影次は知っていた。

影「き・・・キチョウさん?」

ボソッと呟いた瞬間、聞こえてたのか猫缶を見ていたキチョウの視線が自分へと移され


キチョ「・・・・・・影・・・次・・・?」

いつもは落ち着いているキチョウの表情がみるみる変わっていくと、回りの女性客の間を通り手首を掴まれどこかへ連れて行かれた。

休憩スペースに連れてこられた影次は困惑した表情で前にいるキチョウを見つめた。
キチョウは頭を抱え、チラリと影次を見ると「・・・・・・見たか?」と聞いてきた。

影「・・・・・・え?」
キチョ「だから! 俺が・・・猫の餌を探しているの」
影「・・・・・・あ、えっと、キチョウさんも猫飼ってるんだな~って」

ニコッと笑う影次にキチョウの顔が少し赤くなる。

キチョ「・・・・・・誰にも知られたくなかった」
影「どうして・・・ですか?」
キチョ「まさか、元暗殺者の俺がペットを飼ってるなんて・・・誰にもいえないだろ」

赤かった顔がさらに赤くなり、ぷいっと視線を逸らす。
その行動に影次は少し安堵する。
いつも冷静で表情ひとつ変えないキチョウが人間らしい一面にクスッと笑ってしまった。

影「キチョウさん、一緒に猫の餌見ましょう」
キチョ「え?」
影「僕も猫飼ってるんです。今から猫の餌を見ようと思ってたので」

影次はキチョウの手を掴み「行きましょう」とキチョウを引っ張って歩き出した。

影「あ、あと、今日の事は秘密にしてます」
キチョ「・・・・・・本当か?」
影「はい、僕とキチョウさんの秘密です」

前を歩く影次にキチョウは驚いた顔をしたが、すぐに笑みを浮かべまた猫の餌のコーナーに戻っていった。

影(どのみち・・・キチョウさんがここにいるの、そのうち誰かが見ると思うし)

と影次はキチョウが、噂になっていることはあえて黙っておくことにした。






それから暫くして、キチョウが猫の餌を見ている所を宮田に見られ、事務所全員に知られてしまったのは別の話。
しかも、それが原因でキチョウと宮田の仲が悪くなったのは言うまでもない。




END


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