無限季節
スタフォ中心女性向けサイトになります。
[22] [19] [18] [17] [16] [14] [13] [12] [11] [10] [9]
もう、自分の中で行イク荘不足してます・・・
本当なら自分じゃなくて、他の方のが見たいけどとりあえず、今日パッと出たのを
本当なら自分じゃなくて、他の方のが見たいけどとりあえず、今日パッと出たのを
梅雨の時期もあけ、ようやく夏らしくなり、荘汰の学校も夏休みに入ろうとしていた。
そんな中、荘汰は暗い顔をして事務所に帰ってきた。
宮「荘ちゃん、お帰り」
荘「うん・・・・・・ただいま」
ちょうど応接間から出てきた宮田と出会い、言葉をかけられるが、荘汰は返事を返すなり自室に戻っていった。
おかしいと感じた宮田は荘汰の後を追い、2階に上がっていった。
荘「荘ちゃん? どうしたの?」
扉越しに声をかけるが、返事がないので、
荘「入るよ」
と、一声かけて荘汰の部屋に入っていく。
部屋に入ると、荘汰はカバンを枕にし、勉強机に座り込んでいた。
宮「体調でも悪いの?」
荘汰の隣にたち、声をかけるとチラッと宮田を見る。
荘「・・・・・・宮田君じゃあな~」
宮「うっわ、何それ、意味分からないけど落ち込む台詞」
荘汰は起き上がると、カバンから1枚の紙を取り出し宮田に見せた。
宮「? ・・・・・・三者面談?」
そう、もうすぐ夏休みに入るので、学校では三者面談が始まるのだ。
宮「これはイッ君が行くもんでしょ」
荘「やだ」
ぷいっとそっぽを向く。
宮「なんで?」
荘「・・・・・・・・・先生が」
宮「先生?」
荘「イッ君のこと、好きだから」
荘汰の担任の先生は去年入った若い女性の先生で、一度イクトが学校の行事で来た時に一目惚れしたらしく、時々荘汰にイクトの事を聞いてくるのだ。
荘汰がヤキモチやいているのに、宮田は気づき、ニヤニヤと君の悪い笑みを浮かべていた。
荘「何?」
宮「いやいや・・・可愛いと思っ・・・・・・いっで!」
荘汰に足を思いっきり踏まれ、痛みにピョンピョンと跳ね上がる。
荘「とにかく! この事はイッ君には言っちゃダメだからね!」
宮「い・・・いいんだけどさ、でも三者面談・・・マジでどうするの?」
荘汰はグッと言葉につまると、携帯を取り出し、誰かに連絡を取り出した。
暫くすると、事務所に一人の人物がやってきた。
与太「なになに? 急に来いなんて、荘ちゃんもワガママなんだから」
荘「うるさい。とりあえず、これ」
と与太郎に三者面談の紙を渡した。
与太「え? 三者面談?」
荘「そ、明日のお昼。 遅れないでね」
宮「なるほど・・・そうきたか」
と、与太郎に三者面談を頼む魂胆らしい。
与太郎は少し困ったように頭をボリボリとかく。
与太「いや、これ・・・こんな大事なことおじさんに頼んじゃだめだよ。
ちゃんと荘ちゃんの事を一番理解しているメガネ君に・・・」
荘「やだ」
またもぷいっとそっぽを向く。
困ったな~と呟く与太郎に、宮田が子声で訳を話す。
与太「なるほどね、荘ちゃん、それはワガママだよ」
荘「やだったら、やだ!」
強情な荘汰に二人は同時にため息をついた。
与太「しょうがないな~・・・、今回だけだよ」
荘「本当?」
与太「その代わり、ちゃんとメガネ君に終わった後の弁解・・・頼むよ」
荘「大丈夫! イッ君は僕の言う事はおとなしく聞くから」
ニコニコと笑う荘汰に宮田は「これでいいのかな?」と思う。
与太「じゃあ、明日お昼に行くから」
荘「うん、遅刻しないでよね」
そういうと、与太郎は宮田の背中を押し、二人一緒に荘汰の部屋を出て行った。
部屋を出た与太郎は、そのまま階段を下り外に出て行こうとしたので、宮田が急いで後を追った。
宮「ちょ! おっさん、おっさん!」
与太「ん?」
宮「本当に荘ちゃんの三者面談行くの!」
そういうと与太郎はシーッと自分の唇に手をあて、宮田を止めた。
与太「だ~いじょうぶ♪ おっさんに任せなさい」
そういうと、与太郎は手を振り事務所を出て行ってしまった。
宮田は何を考えているのか・・・と思いながらも、与太郎に任せる事にした。
次の日・・・
荘汰はコンビニで買ってきたお昼を食堂で食べ終えると、自分の番が来るのを廊下で待っていた。
時計を何度も見る・・・もうすぐ自分の番なのに、与太郎はまだ来ていない。
荘(何やってんだよ、おじさん)
イライラと苛立っていると、教室から自分の前のクラスメイトと母親が出て行った。
仲良く喋る二人を、荘汰は少し寂しそうに見ていた。
先生「荘汰くん、保護者の方か?」
教室から顔を出したのは担任だった。
荘「えっと、まだ・・・みたいで」
先生「あら、そうなの? 今日は親戚のお兄さん?」
担任は少し頬を染めて、少しソワソワした素振りを見せる。
そんな担任に荘汰はさらに苛立った。
荘「今日は来ないです、来るのは別の・・・」
と荘汰が言いかけた時、カタンと階段から足音が聞こえる。
荘汰は与太郎がやっと来たと安堵のため息をもらし、視線をそちらに目をやると・・・
荘「・・・・・・イッ君?」
目の前にいたのは、ここに来ないはずのイクトだった。
荘「なんで・・・」
荘汰が驚いていると、イクトは荘汰を見据えると、視線をスッと担任の方に向けた。
イク「すいません、遅くなってしまい」
先生「い・・・いいえ! 大丈夫です」
イクトの登場に担任の顔がさっきよりも赤くなり、恥ずかしさで視線を逸らしながら「どうぞ」と教室に入っていった。
荘汰の方にイクトは歩み寄ると、
イク「話は終わってから」
と言うと、そのまま教室に入っていってしまった。
イクトが怒っているのを感じ取った荘汰は方を落とし、イクトに続いて教室に入っていった。
担任からの話は成績について、1学期の荘汰の生活行動、今後の進路・・・などと単純に終わり、二人は事務所に向かって歩いていた。
チラッと荘汰の斜め前を歩くイクトに視線を向ける。
イクトは担任との会話では、いつものようにニコニコと優しい笑みを向けていたが、今のイクトには笑顔など全くなかった。
色違いの双眸は、ただ真っ直ぐ前を見つめ歩いている。
居たたまれなくなった荘汰は足を止める。
気配に気づいたイクトも足を止め、後ろにいる荘汰に視線を向ける。
荘「・・・・・・怒ってる・・・よね」
イク「・・・・・・・・・」
イクトは何も言わない。
荘「ごめん・・・なさい」
荘汰は視線を地面に落とし、泣きそうになるのを必死に堪えた。
イクトはため息をもらし、荘汰の前に立つ。
イク「怒っていますよ。三者面談の事を一言も言わず、与太郎さんに頼んで」
荘「ごめんなさい・・・」
イク「そんなに私が頼りにならないのですか?」
荘「! 違う!」
イクトの言葉に荘汰はカッとなり、顔を上げる。
イク「嫌なんだもん! イッ君、カッコいいから・・・女の人にいつも声かけられて・・・
今日だって担任の先生のイッ君に対しての態度が気持ち悪かったし・・・イッ君は・・・・僕のなのに」
気が付いたら瞳からはボロボロと涙が零れ落ちる。
今まで、ずっとイクトに対して不安だった。
大人で、カッコよくて、優しくて・・・そんな完璧なイクトを世の女性達が放っておくわけがないことを・・・
イク「荘汰君・・・」
イクトは荘汰を抱きしめ、大きな腕で抱きしめた。
イク「不安にさせてしまってたんですね・・・すいません」
荘汰はぎゅっと腕を回し、イクトを抱きしめ返した。
イク「でも荘汰君? 私が怒っているのは三者面談の事じゃないんですよ?」
荘「?」
イクトはかがみこみ、荘汰の耳元に口を近づける。
イク「私じゃなくて、与太郎さんを頼った事に怒っているんです」
イクトが喋るたびに息が耳にあたるので、荘汰は顔を真っ赤にし、その感触に身を強張らせた。
すっと離れ、立ち上がるイクトは・・・・・・いつもの笑顔。
荘「さぁ、帰りましょうか。帰ったら・・・続き・・・してあげますよ?」
くすっと笑うと、イクトはスタスタと歩いていってしまった。
耳を押さえ、ワナワナと身体を震わすと、荘汰はイクトにタックルした。
荘「イッ君の変態!」
イク「おっと!」
タックルした拍子にイクトにぎゅっと抱きつき、イクトは何も言わず、回された小さな手を握り、事務所に帰っていった。
荘(帰ったらおじさん、絞める)
与太「へーくしょ!」
宮「うお、汚ねぇ!」
事務所では、荘汰に絞められることを知らない与太郎が盛大にくしゃみをしていた。
END
この後の・・・続きは帰って・・・を書いてやろうか!
手を出さないと言っておきながら・・・まさか?
そんな中、荘汰は暗い顔をして事務所に帰ってきた。
宮「荘ちゃん、お帰り」
荘「うん・・・・・・ただいま」
ちょうど応接間から出てきた宮田と出会い、言葉をかけられるが、荘汰は返事を返すなり自室に戻っていった。
おかしいと感じた宮田は荘汰の後を追い、2階に上がっていった。
荘「荘ちゃん? どうしたの?」
扉越しに声をかけるが、返事がないので、
荘「入るよ」
と、一声かけて荘汰の部屋に入っていく。
部屋に入ると、荘汰はカバンを枕にし、勉強机に座り込んでいた。
宮「体調でも悪いの?」
荘汰の隣にたち、声をかけるとチラッと宮田を見る。
荘「・・・・・・宮田君じゃあな~」
宮「うっわ、何それ、意味分からないけど落ち込む台詞」
荘汰は起き上がると、カバンから1枚の紙を取り出し宮田に見せた。
宮「? ・・・・・・三者面談?」
そう、もうすぐ夏休みに入るので、学校では三者面談が始まるのだ。
宮「これはイッ君が行くもんでしょ」
荘「やだ」
ぷいっとそっぽを向く。
宮「なんで?」
荘「・・・・・・・・・先生が」
宮「先生?」
荘「イッ君のこと、好きだから」
荘汰の担任の先生は去年入った若い女性の先生で、一度イクトが学校の行事で来た時に一目惚れしたらしく、時々荘汰にイクトの事を聞いてくるのだ。
荘汰がヤキモチやいているのに、宮田は気づき、ニヤニヤと君の悪い笑みを浮かべていた。
荘「何?」
宮「いやいや・・・可愛いと思っ・・・・・・いっで!」
荘汰に足を思いっきり踏まれ、痛みにピョンピョンと跳ね上がる。
荘「とにかく! この事はイッ君には言っちゃダメだからね!」
宮「い・・・いいんだけどさ、でも三者面談・・・マジでどうするの?」
荘汰はグッと言葉につまると、携帯を取り出し、誰かに連絡を取り出した。
暫くすると、事務所に一人の人物がやってきた。
与太「なになに? 急に来いなんて、荘ちゃんもワガママなんだから」
荘「うるさい。とりあえず、これ」
と与太郎に三者面談の紙を渡した。
与太「え? 三者面談?」
荘「そ、明日のお昼。 遅れないでね」
宮「なるほど・・・そうきたか」
と、与太郎に三者面談を頼む魂胆らしい。
与太郎は少し困ったように頭をボリボリとかく。
与太「いや、これ・・・こんな大事なことおじさんに頼んじゃだめだよ。
ちゃんと荘ちゃんの事を一番理解しているメガネ君に・・・」
荘「やだ」
またもぷいっとそっぽを向く。
困ったな~と呟く与太郎に、宮田が子声で訳を話す。
与太「なるほどね、荘ちゃん、それはワガママだよ」
荘「やだったら、やだ!」
強情な荘汰に二人は同時にため息をついた。
与太「しょうがないな~・・・、今回だけだよ」
荘「本当?」
与太「その代わり、ちゃんとメガネ君に終わった後の弁解・・・頼むよ」
荘「大丈夫! イッ君は僕の言う事はおとなしく聞くから」
ニコニコと笑う荘汰に宮田は「これでいいのかな?」と思う。
与太「じゃあ、明日お昼に行くから」
荘「うん、遅刻しないでよね」
そういうと、与太郎は宮田の背中を押し、二人一緒に荘汰の部屋を出て行った。
部屋を出た与太郎は、そのまま階段を下り外に出て行こうとしたので、宮田が急いで後を追った。
宮「ちょ! おっさん、おっさん!」
与太「ん?」
宮「本当に荘ちゃんの三者面談行くの!」
そういうと与太郎はシーッと自分の唇に手をあて、宮田を止めた。
与太「だ~いじょうぶ♪ おっさんに任せなさい」
そういうと、与太郎は手を振り事務所を出て行ってしまった。
宮田は何を考えているのか・・・と思いながらも、与太郎に任せる事にした。
次の日・・・
荘汰はコンビニで買ってきたお昼を食堂で食べ終えると、自分の番が来るのを廊下で待っていた。
時計を何度も見る・・・もうすぐ自分の番なのに、与太郎はまだ来ていない。
荘(何やってんだよ、おじさん)
イライラと苛立っていると、教室から自分の前のクラスメイトと母親が出て行った。
仲良く喋る二人を、荘汰は少し寂しそうに見ていた。
先生「荘汰くん、保護者の方か?」
教室から顔を出したのは担任だった。
荘「えっと、まだ・・・みたいで」
先生「あら、そうなの? 今日は親戚のお兄さん?」
担任は少し頬を染めて、少しソワソワした素振りを見せる。
そんな担任に荘汰はさらに苛立った。
荘「今日は来ないです、来るのは別の・・・」
と荘汰が言いかけた時、カタンと階段から足音が聞こえる。
荘汰は与太郎がやっと来たと安堵のため息をもらし、視線をそちらに目をやると・・・
荘「・・・・・・イッ君?」
目の前にいたのは、ここに来ないはずのイクトだった。
荘「なんで・・・」
荘汰が驚いていると、イクトは荘汰を見据えると、視線をスッと担任の方に向けた。
イク「すいません、遅くなってしまい」
先生「い・・・いいえ! 大丈夫です」
イクトの登場に担任の顔がさっきよりも赤くなり、恥ずかしさで視線を逸らしながら「どうぞ」と教室に入っていった。
荘汰の方にイクトは歩み寄ると、
イク「話は終わってから」
と言うと、そのまま教室に入っていってしまった。
イクトが怒っているのを感じ取った荘汰は方を落とし、イクトに続いて教室に入っていった。
担任からの話は成績について、1学期の荘汰の生活行動、今後の進路・・・などと単純に終わり、二人は事務所に向かって歩いていた。
チラッと荘汰の斜め前を歩くイクトに視線を向ける。
イクトは担任との会話では、いつものようにニコニコと優しい笑みを向けていたが、今のイクトには笑顔など全くなかった。
色違いの双眸は、ただ真っ直ぐ前を見つめ歩いている。
居たたまれなくなった荘汰は足を止める。
気配に気づいたイクトも足を止め、後ろにいる荘汰に視線を向ける。
荘「・・・・・・怒ってる・・・よね」
イク「・・・・・・・・・」
イクトは何も言わない。
荘「ごめん・・・なさい」
荘汰は視線を地面に落とし、泣きそうになるのを必死に堪えた。
イクトはため息をもらし、荘汰の前に立つ。
イク「怒っていますよ。三者面談の事を一言も言わず、与太郎さんに頼んで」
荘「ごめんなさい・・・」
イク「そんなに私が頼りにならないのですか?」
荘「! 違う!」
イクトの言葉に荘汰はカッとなり、顔を上げる。
イク「嫌なんだもん! イッ君、カッコいいから・・・女の人にいつも声かけられて・・・
今日だって担任の先生のイッ君に対しての態度が気持ち悪かったし・・・イッ君は・・・・僕のなのに」
気が付いたら瞳からはボロボロと涙が零れ落ちる。
今まで、ずっとイクトに対して不安だった。
大人で、カッコよくて、優しくて・・・そんな完璧なイクトを世の女性達が放っておくわけがないことを・・・
イク「荘汰君・・・」
イクトは荘汰を抱きしめ、大きな腕で抱きしめた。
イク「不安にさせてしまってたんですね・・・すいません」
荘汰はぎゅっと腕を回し、イクトを抱きしめ返した。
イク「でも荘汰君? 私が怒っているのは三者面談の事じゃないんですよ?」
荘「?」
イクトはかがみこみ、荘汰の耳元に口を近づける。
イク「私じゃなくて、与太郎さんを頼った事に怒っているんです」
イクトが喋るたびに息が耳にあたるので、荘汰は顔を真っ赤にし、その感触に身を強張らせた。
すっと離れ、立ち上がるイクトは・・・・・・いつもの笑顔。
荘「さぁ、帰りましょうか。帰ったら・・・続き・・・してあげますよ?」
くすっと笑うと、イクトはスタスタと歩いていってしまった。
耳を押さえ、ワナワナと身体を震わすと、荘汰はイクトにタックルした。
荘「イッ君の変態!」
イク「おっと!」
タックルした拍子にイクトにぎゅっと抱きつき、イクトは何も言わず、回された小さな手を握り、事務所に帰っていった。
荘(帰ったらおじさん、絞める)
与太「へーくしょ!」
宮「うお、汚ねぇ!」
事務所では、荘汰に絞められることを知らない与太郎が盛大にくしゃみをしていた。
END
この後の・・・続きは帰って・・・を書いてやろうか!
手を出さないと言っておきながら・・・まさか?
PR
この記事にコメントする
← 見えない傷 HOME 宛名の無いラブレター →
HN:
氷野筑波(旧青空あおい)
性別:
女性
職業:
フリーター
趣味:
小説書き、絵描き、コスプレ
自己紹介:
スターフォックス擬人化中心女性向けサイトです。
狼さん×狐さん中心に、オールキャラやその他CPも書いていきます。
あとは、気に入ったジャンル等もちょこちょこUPしていきますので、どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ^^
狼さん×狐さん中心に、オールキャラやその他CPも書いていきます。
あとは、気に入ったジャンル等もちょこちょこUPしていきますので、どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ^^